素浪人Joeのスローライフ

【素浪人Joe】は 無頼の経営コンサルタント。小規模企業の助っ人です。動作がSlowなので【Slow人】と言われるのは口惜しいけど、仕事よりも趣味が多いので結構忙しいです。 SlowLifeの実践も、なかなかままにならないですね〜。

カテゴリー
最新記事
最新コメント
ぴろ
雰囲気のある一句… (11/18)
トコおばさんより
やっと刊行できました (12/28)
ぴろ
やっと刊行できました (12/28)
五十嵐きよみ
「題詠100首blog自選集」の刊行 (03/26)
ありがと muiさん
好きな歌 “春の鳥…” (08/17)
最新トラックバック
089:無理 (02/13)
リンク集
月別アーカイブ

RSS 1.0
QRコード
携帯向けトップページ


ドリコムブログにログイン
無料ブログ作成なら
ドリコムブログ
無料ブログ作成ならドリコムブログ

雰囲気のある一句… [2008年11月17日(月)]

参加してゐるSNSでとても雰囲気のある俳句を見つけた。

  長考に秋思もありや7六歩  オムライス

実に雰囲気のある句である。
句会に出してもトップに選ばれるレベルの秀句だとみる。

「7六歩」とは将棋で第一手に突かれることの多い手。
先手が先づ角道をあける指し方である。
素人将棋では通常は第一手だから、殆ど考へることもなくすつと突かれる。

後手が角の交換を目指すときなどは3四歩と角道を空けてくるが、
そうでない場合は普通後手は飛車先を突いてくる。これはごくごく通常の手筋である。

初手での長考なんか、素人将棋では考えられないこと・・・
よつてこの句の状況はプロの対戦と見た。

プロの対戦では初手に1時間も費やすことがあるといふ。
将棋素人のJoeには、何を考へているのか見当もつかない。
その状況を思ふとこの長考の内には、秋の愁ひもあるのかと思ひたくなるのだ。

対戦室のガラス戸の外、庭には晩秋の菊が終りの耀ひを見せてゐる。
観戦者が見守るしじまの中、先手はなかなか手を下ろさない。
庭の静寂につられて蟋蟀がチチと鳴く。音はそれだけだ。
やがて先手はすこし愁ひの表情見せながら、静かにすぅーと角道をあける。

作者はこの長考に自分の秋思を重ね合わせて見てゐる。

こんな情景を想像してみた。

そこのところの微妙な感覚…、これこそ「細み」といふのだらうか…

これいいなぁ〜〜

七五調だぁ〜! [2008年05月10日(土)]

s-p1080752.jpg

旅行してたり、雑用に追はれたりでバタバタしてました。
やつと落ちついたので、久しぶりに書きます。
(なほ、これはmixiのミラー記事です)

   *   *   *

五月の歌舞伎座『團菊祭』を見てきました。
出し物は『青砥稿花紅彩画(あをとざうしはなのにしきゑ)―白浪五人男―』の通し狂言ほか。

團十郎の日本駄右衛門、菊五郎の弁天小僧ほかの豪華配役。
浜松屋の場や稲瀬川勢揃は何回も見てゐますが、通し狂言は初めて見ました。
期待した通りで大変楽しかつたですね。

「知らざぁ言つて聞かせやせう・・・」を始め、
どんどん調子のいい聞きなれた科白が出てくる。

作者河竹黙阿弥は幕末から明治初期にかけての名歌舞伎狂言作家、
さすがに観客を楽しませる方法を知つてゐたんですね。
ストーリーは陳腐なものなんですが、その娯楽性はスゴイ。
調子のいい七五調の科白や、長唄の効果的な使い方が素晴らしい。
観客が「待つてました〜〜」と何度も声をかける気持ちがよくわかります。

   *   *   *

と、まあ以上は報告なんですが・・・
実は言ひたいことが他にあるんです。
他でもない「七・五調」の韻律。
日本人の身に染み付いてゐるこの7音5音は、
われわれ日本民族の詩の原点だと、気づかされました。
萬葉の長歌短歌から、和歌や連歌や俳句。
づつと後世の川柳や都々逸、
果ては今の演歌の歌詞などでも多くの七・五が使われてゐます。
読んでも聞いてもこころよいリズムである。

こんな韻律の使い方をするのは日本人だけでせうか?
調査研究する価値があるテーマだとは思ひますが、
今のボクにそんな気力体力はありません(笑)

やっと刊行できました [2007年12月28日(金)]

p1070786.jpg
 

 

 2006年の題詠100首blogの10首選集が、
 やっとこの11月1日に刊行になりました。

 書名は 『短歌BLOGを走る』 
 五十嵐きよみ編(発行:ブックパーク)です。

 


  
 Joeの歌10首は次の通り

(風)   ふうわりと優しき風を屋根にのせ赤き電車は春へと走る

(椅子)  古びたる椅子捨てかねて迷ひゐる 幼き日々の思ひこもれば

(雨)   すきとほる柿の若葉のうすみどりはつかに濡らしこぬか雨ふる

(垂)   雨垂れは軒端を伝ひ落ちてくる 鬱 閉じ込めし小さき水滴

(鍵)   頑なになりゆく胸の結ぼれを解く鍵欲りて モーツアルト聴く

(凍)   風すさび身も凍るかの北の海の迫門(せと)行く船の水尾(みお)は鋭き

(しずく) 日のしづくしたたりやまぬ野に出でてタンポポの黄を摘めば春往く

(拝)   礼拝の人出できたる聖堂の外は物乞ひ居りて雨降る

(砂糖)  所在なく氷砂糖をなめてみる妻の外出(そとで)の雨の日の午後 

(器)   手にとりて白磁の器いとしめば金糸雀(かなりあ)色の酒が囀る


このあと短歌に関する記事は短歌ブログ『たまゆらのいのち』に載せます。

これこそホンのたはごと [2007年12月28日(金)]

sky1.jpgこの1年このブログを書きませんでしたね。

何してたんだろうなぁ・・・

なぁんて反省するほどのことではなく、
単にズボラだつただけであります 落ち込み

でも、もう生きられる時間も少なくなつてきたと言ふのに、
ズボラを決め込んでいてはいけない 炎

    *   *   *

生きてきた爪あとを何とかこの世に残したいものね。
このブログもさう、短歌ブログ「たまゆらのいのち」もさう。
その他雑誌やビジネス関連で書き残した雑な記事もさうだ。

それらすべてが、この世への引つかき傷となつて残れば
Joeは幸せだなぁ〜 キラキラ

「題詠100首blog自選集」の刊行 [2006年11月29日(水)]

題詠100首blogの取りまとめをなさつていた五十嵐きよみさんのご提案で、
「題詠100首blog自選集」といふアンソロジーを刊行することになりました。
もちろん希望者持ちよりの自費出版です。

まあ、折角100首の題詠も完走したことですし、記念にもなりますので、
参加することにいたしました。出版は来年4月の予定です。

参加者各人が自選10首を提出といふことなので、これから10首選ぶことに致します。
ただ、この掲載段階では、もう推敲改作はできないのが残念ですが、それは仕方ありません。

(注)題詠100首関係については、こんご次の短歌専用blogに掲載いたします。
“たまゆらのいのち”

好きな歌 “春の鳥…” [2006年07月21日(金)]

s-hakushu.jpg 
「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと戸の面(とのも)の草に日の入る夕べ  北原白秋 」

 この短歌は大正2年に刊行された白秋の第一歌集『桐の花』の冒頭に載せられています。よく知られた歌で、教科書なんかにも採用されていますね。

 この歌の内容は、窓の外の草原の先にあかあかと沈んでいく夕陽をみている若者白秋が、春の鳥よ、そんなに鳴いてくれるな、それでなくてもとかなしいのに・・・ という感傷的気分を表わしているわけです。

 この歌集には、この歌のほかにもボクの好きな歌が満載です。"春の鳥”に続いては……
続きを読む...

仁淀川はゆるうに流れ・・・ [2006年06月30日(金)]

niyodo.jpg
    紅簾石  片岡文雄 

  ゆるうに流れよります
  仁淀川は
  ゆるうに流れよりますきに
  鮎やらゴリやら魚は全部
  水のいろにうち沈んぢょります
  けんど
  合歓の花が咲いちょる木の枝が      
  川上の方で ひょいと
  流れへ突き出いちょったがですろう    
  その露にうたれたがですろうnemu_1.jpg
  まっこと
  どっかの村の火事のはじまりみたような
  そりゃあ熱うて
  紅かい石を
  見かけることがありますのう
  コウレンセキ
  そう ひとが教えてくれましたけんど




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

p1050309.jpg*作者片岡文雄は土佐在住の詩人。
 郷土詩人と言ってしまうには中央詩壇でも著名ですが、
 現役の詩人で、土佐を愛し土佐の人・物・事を詠わしては
 この方の右に出るものはないでしょう。
 その意味ではほんとの郷土詩人です。

 Joeを育んでくれた日本一の清流 仁淀川のことも、
 この詩人の愛を込めた語り口がハートをやさしくくすぐります。
 この「ゆるうに流れよります・・・」などどいう土佐の言葉が、
 とっても柔らかでやさしい。

 紅簾石ってきれいでしょう・・・! 
 石鎚山系、秩父古生層の深い谷から流されてきた赤い石。
 その他の色もあって五色の石と言われています。
 桂浜あたりの海岸でも見られます。
 
                   あぁ・・・帰りたいなぁ  ふるさと・・・ 

題詠100首総集編(076〜100) [2006年06月22日(木)]

その4 (076あくび)〜(100題)

続きを読む...

題詠100首総集編(051〜075) [2006年06月22日(木)]

その3 (051しずく)〜(075打)

続きを読む...

題詠100首総集編(026〜050) [2006年06月22日(木)]

その2 (026垂)〜(050萌)
続きを読む...
| 次へ